ブログ版 フットハットがゆく!
『フットハットがゆく!』はMK新聞連載中のエッセイです


エンドロール

終電間近の地下鉄と阪急電車の乗り換えで20分も待つはめになったので、ノートパソコンで台本を書き始めましたが、いまいち乗らないのでiPhoneで電子小説を読み始めましたが、いまいち入り込めないのでブログでも書きます。

昨日やっとテレビ番組の第一回を完成させてマスターが出来たと思ったら、スタッフの一人、エンドロールにのせているJZの名前が一字間違っていることが発覚しました。誤字の天才、T氏にまたしてもやられました。でももうマスターは完成してしまったし手遅れです。

本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。JZは若手だし、番組制作に関わった時間もさほどではないのですが、やはり名前を載せたからには、ちゃんと表記しないと…。JZは笑って許してくれましたが、彼の親御さんがこの番組を見たらなんと思うでしょう?

大事な名前が間違われるような現場でわが息子は働いておるのか?


思い出します。

僕の名前が初めてテレビのエンドロールに出たのは22歳の頃です。東京でドキュメンタリー番組のAD(アシスタント・ディレクター)をやってまして、でもディレクターからは、「お前のような仕事のできないやつの名前はエンドロールに載せん」と宣言されていました。名前を載せるからには作品に対して責任が生じる。ほかのどのスタッフもプロで、責任を負うだけの技術を持っている。お前にはそれがないから名前は載せん、といわれました。まぁそういわれた後もまじめにやってましたら、最後の最後に、名前を載せてやる、といわれまして、泣きましたね。

例えば親戚一同に番組制作に関わった!と連絡したとして、エンドロールに名前が出なければ、ふ~ん、ほんとに関わったん?てなもんです。名前が出れば、うわぁほんまのほんまに、名前が出てる、テレビに名前が出てる!すごいなぁ、たいしたもんだ、みあげたもんだ、あっぱれ、あっぱれ、となるのです。テレビに名前が出るなんて、普通の人には一生あるかないかです。それほど重要なんです。


そんな重き、エンドロールの名前を間違ってしまったんで、まぁその現場そのものまでが軽く見られるわけですよ。あ~あ。



でも奇跡が起きました。

納品したはずのマスターに不備が見つかったのです。技術的なことなんで書いてもしようがないですがまぁ、ちょいとCM乗り換えのところにのりしろを付け忘れたということです。第一回目の納品なんでこういうミスは想定内でしたからショックはないです。で、マスターを作り直すことになったということは、JZの名前間違いも直せるということです。これで彼のご両親にも顔が立ちます。ほっ。

間違った記念に、間違った字を二ポイントほど大きく作り直したので、放送されたときに要チェック!
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