ブログ版 フットハットがゆく!
『フットハットがゆく!』はMK新聞連載中のエッセイです


肺に住む夫婦のエビ。

2014新年の初夢は、自分の肺の中にクルマエビが住んでいる、というものでした。
病院でレントゲンを撮ったらちゃんとキレイにクッキリ、エビが二匹写っていましたね。
このエビ二匹はオスとメスの夫婦で、左肺に住んでいました。



なぜこのような夢を見たのか完全に理由があります。


昨晩大晦日、実家で活けクルマエビを調理して食べました。
僕は魚にしろエビにしろ、活け造りというものが苦手なのですが、いざ食べるとなったら、ありがたく感謝していただきます。
昨日も生きたエビの首を切って、ピクピク動く体の皮をむき、頭は焼いて食い、一部は熱々の日本酒につけてヒレ酒風に飲み、胴体はワサビ醤油で刺身でいただきました。シッポは捨てました。

美味しいのは美味しいですが、僕は昔エビを飼っていたし、エビを主人公にした小説を書いたりした事もあるので、生きたエビを殺して食べるというのは、やはり脳裏にインパクトを遺しました。


肺に関しては、僕は二年前に肺を患い、自然肺気胸という肺に穴があく病気で、ジャニーズの嵐のナントカくんと同じ時期に同じ側の肺が同じ病気になって、それはどうでもいいのですが、とにかく左肺が完全につぶれ、呼吸困難で死にそうになりました。

手術で完治はしましたが、トラウマは残り、ちょっとしんどかったり、空腹でおなかが鳴っただけでも、また肺に穴があいたのではなかろうか、と思って不安になるという、
『ふたたび肺に穴があくのが常に心配シンドローム』(塩見造語)なのです。
だから定期的に通っている町医者もレントゲンのある所を選び、ちょっと心配になったらすぐ肺のレントゲンを撮ってもらうという、レントゲン依存症(塩見造語)なのです。
最近はデジカメと一緒で、レントゲンも撮ったらすぐに医院のパソコンで見れるので、便利なものです。
ただし母親はX線を浴びすぎて体が何とかなってしまうのではないかとと、心配しています。
そもそも、自転車で五分の距離の町医者で、いつでもレントゲンを撮れる安心感を求めているだけで、実際には半年に一度撮るくらいなのですが、母親には毎週のように、レントゲンを撮っているかのように印象を与えたようですが、そうではありません。
ちなみにその医者には現在、高血圧の件で、二週間に一回通っています。その度に心音、肺音は聴診器で調べてもらっているので、『ふたたび肺に穴があくのが常に心配シンドローム』の僕としては安心です。


最後に、肺に入っていたのがエビ二匹、しかも夫婦だった件ですが、先月くらい、エッセイのネタにならないかなと、洞穴海老(ドウケツエビ)の事を調べていたので、完全にそれですね。

ドウケツエビというのは、一つの洞穴の中に一生、夫婦でクラスというエビの事で、実在するエビです。とてもロマンチックなエビで、婚礼の時の縁起物としてもあつかわれますね。

実際には、カイロウドウケツという、海綿生物がおり、網目筒状の深海生物なのですが、幼生のときにその網目の中に入り込んだエビが、成長するうちに網目よりも大きくなり、外に出られなくなるのです。エビ同士は互いに食い合うなどして、最終的に一つのカイロウドウケツの中に夫婦のエビだけが残るという感じです。

そんなエビの事を調べていたので、肺という閉ざされた空間に、夫婦のエビが住むという発想につながったのでしょうね。


という事で、塩見の初夢徹底解析でした。


2014元旦
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