ブログ版 フットハットがゆく!
『フットハットがゆく!』はMK新聞連載中のエッセイです


殺生、功徳、恨み、殺生、などなど。

本日は父親の誕生日だったため、休みを取っていました。

しか~し、前日の編集作業が伸びに伸びて朝10時までかかりまして、日付時間的に行きますと、13日の34時、という計算です。

そこから三時間ほど寝たあと実家へ。

二時間ほど荒れ放題の庭の木々伐採。

1センチほどの毛虫が大量に発生しておりまして、かなり殺しました。

僕は毛虫といえどもむやみに殺したくない方なので、殺虫剤は使わず、庭の横に流れている用水路に流しました。魚が食べてくれたら、毛虫たちもしっかり意義ある死であったことになりますし…。結局、1000匹くらい用水路に流しました。葉っぱに乗ったまま流れて行く毛虫たちは少し、滑稽というか、冒険的でした。

そんな用水路にでっかいコイが泳いでおりまして、スイスイと気持ち良さそうでした。

庭仕事も終わりかけのころ、その用水路からバシャバシャと音がしますので、のぞいてみると、水がすっかり引けて、先ほどのコイが泳げなくなって暴れておりました。用水路は人工的に水が増えたり減ったりするので、ボーッと泳いでいると取り残されるのです。

この用水路ではたびたび大きなコイが取り残されます。その後どうなるかというと、弱って死にかけのところをカラスに喰われます。実際、この用水路の水が引ける時間には、たいがいカラスがやって来て逃げ遅れた魚を探しています。その時も来ていました。

自然の摂理ということで、いつもは魚を助けたりしないのですが、今日は毛虫をたくさん殺して心が痛んでいたので、功徳と思って助けることにしました。

はしごをかけて用水路に下りまして(良い子はマネしないでね)、その時撮った写真がこれです。

KOI2.jpg

正面から見るとコイなのかなんなのかよくわからないですね。

かなり大きめで、バケツにもうまく入りきらず、頭だけ水につかった状態で大急ぎで淀川まで運び逃がしました。コイはもともと生命力が強いので、ぜんぜん大丈夫、無事、泳いで行きました。

1000匹の毛虫に恨まれ、一匹のコイに感謝され、数匹のカラスに恨まれる、そんな一連でした。



その日の晩は秋刀魚でした。たいへん美味しゅうございました。合掌


塩見

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