ブログ版 フットハットがゆく!
『フットハットがゆく!』はMK新聞連載中のエッセイです


穴があったら入りたい、集中治療室にて


2011.6.22 夜の状況を思い出しつつ…。


むかし聞いた話で、余命一ヶ月と言われたガン患者のおじいさんが、テレビて小谷実可子(シンクロナイズトスイミング)を見て大ファンになり、彼女がオリンピックに出るまで生き延び、メダルを取って感動し、その後もドキュメンタリーなどを見たくて生き延び、結局、その後何年も生きはったそうです。
キレイな女性の颯爽とした水着姿、パッと開くキレイな脚、股間、胸、シンクロ女性をそういう目で見るのはよくないといえども、そのエッチ魂が、病魔のもたらす苦痛を和らげた事は確かで、実際に医学的にもそういう効果はあるそうです。彼女見たさの精神が病魔をも退けたのです。笑い、感動、そしてエッチ系、それらは病気の痛みを和らげます。アドレナリンパワーでしょうか?


という事で、僕が術後の集中治療室で、痛みと呼吸困難と拘束不自由の不快感の中で闘っている時、暗い事を考えるとそれこそ気が変になりそうだったので、なるべくエッチな事を考えるようにしました。

例えば僕はワキフェチなので、点滴を付け替える女子看護師さんの看護服の袖からチラリとワキが見えたのを見てほくそ笑んだりしました。ワキフェチといえども僕はライト派なので、まともに見えると逆に恥ずかしくて目を背けてしまうのであって、ほんまにチラッと見えるくらいが逆にベストなんです。

そして、その後は妄想タイムですが、美人の看護師さんとデートしたり、楽しい話をしたり、を妄想するのが関の山です。エッチなことを考えるのがいいといっても、あまり過激なことはご法度です。なぜなら尿道に尿管が刺さったままなので、息子が元気になろうものなら苦痛を伴うのです。なぜ尿道に尿管をさしているかというと、全身麻酔や下半身麻酔において、オシッコ漏れを防ぐため、あらかじめオシッコの穴(尿道)に管を入れて、そこから外に排出されるようにしてあるのです。そして時間が立つと尿道と尿管が糊のようにピッタリくっついてしまって、引っ張られると、チンチンを芯から根こそぎ引っ張られたように痛むのです。つうことで、息子が元気になるほどには助平な事は考えられないのです。先ほど書いたように、デート、楽しいトーク、せいぜいチューくらいがいいところです。


皆様に大変ご心配とご迷惑をかけているにもかかわらず、当の本人はチューブにつながれ苦しみつつも、チューの事を考えているという不謹慎者、穴があったら入りたい…いえいえ、穴があったのは肺でございます。


落語風にしめてみました。このネタも集中治療室で考えました(笑)


つづく


……………
塩見多一郎
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